ピンクレディー事件最高裁判決(平成24年2月2日第一小法廷)

ピンクレディーが,写真を雑誌(女性自身)無断掲載されたとして,発行元の光文社に対し,パブリシティー権侵害を理由とする損害賠償を求めていた訴訟で,平成24年2月2日,上告審判決が言い渡されました。

「パブリシティー権」は法律に明記されていない概念で,有名人の氏名や肖像がもつ「顧客吸引力」に着目した概念です。これを肯定した著名な裁判例として,おニャン子クラブ事件控訴審判決(東京高判平成3年9月26日)がありました。

最高裁からは,物(競走馬)のパブリシティ権を否定したギャロップレーサー事件上告審判決(最判平成16年2月13日)が出されていましたが,本判決は,人格権に由来する権利としての「パブリシティー権」を肯定した初めての最高裁判決です。

しかし,他方で,本判決は,一定の場合には,写真を無断で雑誌に掲載する行為も不法行為にならないとしており,この点でも重要な判決といえます。

最判20120202.pdf

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